本当のダイエットは食習慣の改善 痩せる為に必要な栄養素

目次

POINT

痩せる為に必要な栄養素として

消化酵素が多く含まれている食べ物→代謝酵素を多く産生する。

ビタミン→脂肪燃焼する為の補酵素

ミネラル→脂肪燃焼を促進する。

たんぱく質(アミノ酸)→筋肉を作る

善玉腸内細菌を育てる食べ物→善玉腸内細菌は

痩せる為の脂肪燃焼、精神安定、ビタミンの供給が強化される。

消化酵素が多く含まれている食べ物

生の肉や魚

りんご キウイ バナナ パイナップル 柑橘類

大根おろし きゅうり にんじん 小松菜 ブロッコリー (新鮮なものを生で食べる)

納豆 キムチ ヨーグルト チーズ 漬け物 味噌(発酵食品)

パイナップルはプロアテーゼを含みたんぱく質を分解する。

大根おろしはでんぷんを分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するプロテアーゼ、

脂肪を分解するリパーゼ等の多くの消化酵素を含んでいます。

消化酵素が多く含まれている食べ物の摂取によって体内で作られる代謝酵素の生産が増加します。

代謝酵素とは代謝に必要な酵素です。

代謝は体の悪い部分を修復して体の本来の力を発揮します。

脂肪を燃焼させる為にも体の調子を良くしてくれる代謝酵素は必要です。

消化酵素が多く含まれている食べ物は消化が良い食べ物になります。

人体は消化酵素を分泌しますが、消化酵素を分泌する行為自体が

エネルギーを使用しています。

消化に使用するエネルギーを脂肪燃焼に使用するエネルギーにプラスすることが

出来れば効率よく脂肪を燃焼することが出来ます。

私の消化の良い食べ物のおすすめは、玄米粥です。

胃の中で食べ物はお粥状になります。

この時点で、玄米粥は消化の過程をスキップしていることになります。

消化の過程をスキップしたことで消化のエネルギーは節約されます。

また、玄米粥をおすすめするのは玄米が栄養バランスの取れたスーパーフードだからです。

残念ながら玄米を精製してしまった白米にはビタミンやミネラルがカットされています。

毎日でなくても玄米粥を食べると栄養を摂りながら胃腸を休ませることができ、

結果的に消化酵素を節約することになります。

私は、ファスティング時に玄米粥を摂ることをおすすめしています。

ファスティングの目的は胃腸などの消化器官を休ませることも含まれています。

ビタミン

ビタミンは補酵素と言われています。

例えば、美肌にはビタミンCを摂るといいと言われますが肌の原料はタンパク質です。

肌の新陳代謝を促進するのがビタミンCであるだけでビタミンCを多く摂取しても

美肌にはなりません。美肌にはビタミンCとタンパク質の両方が必要です。

ビタミンは13種類あります。

その中でも、脂肪燃焼を助けるビタミンB1は痩せる為に必要なビタミンです。

ビタミンは必須栄養素ですので満遍なく摂取することが推奨されています。

脂肪燃焼する為にもビタミンを満遍なく摂取できるマルチビタミンのサプリメントを

摂ることをおすすめしています。

私がおすすめしているのはマルチビタミンミネラルサプリメントです。

ミネラル

ミネラルとは無機物。特に、栄養素として必要な、カルシウム・マンガン・鉄・

コバルト・硫黄(いおう)・銅などの無機塩類のことです。

ミネラルは必須栄養素で体に無くてはならない栄養素です。

必須栄養素は体内で合成することができません。

塩はミネラルのナトリウムが含まれています。

塩が無くなると人間は動けなくなると言われるほど塩は大事なものです。

しかし、私たちが使用している食卓塩は本当の塩ではありません。

元々、海水などから塩は作られていたのでナトリウム以外のミネラルも豊富だったのです。

しかし、海水から作る塩は手間がかかる為に今や本当の塩は高級調味料です。

ですが、スーパーで売られている一番安い塩は200円以下です。

これは、どういうことかというと安い塩はナトリウム以外のミネラルを含んでいないからです。

この塩のことを精製塩と呼びます。

この精製塩は工場で大量に使われるものを食用で販売しているのです。

工場で使用する精製塩が99%で食卓塩は1%です。

元々、食用ではないコストの安い精製塩だからこそ安く手に入るのです。

精製塩の問題は、必須栄養素と呼ばれるミネラルのほとんどを含んでいないことです。

精製塩にミネラルが含まないのは工場では塩化ナトリウムが必要で

ナトリウム以外のミネラルは不要だからです。

人体に必須だから必須栄養素と呼ばれているのに含有してなければ

人体本来の機能を発揮していないのです。ですから、脂肪燃焼にも影響がでます。

では、どんな塩を摂ればいいのかと言うとそれは岩塩です。

昔は海面が今より高い状態だったので今ある山は海に浸かっていました。

その時、山の内部に海水が溜まり長い年月をかけて結晶化したのが岩塩なのです。

そんな貴重な物だと高いのではないかと思われるかもしれませんが、

岩塩を含む山は海外にたくさんあり掘削のコストは高いですが

ダイヤなどの宝石類に比べると掘削しやくすく1t、2tという単位で

掘削できるので通販で安く手に入れることが出来ます。

もちろん、普段使用されている塩よりは高いかもしれませんが

塩自体の1日の摂取上限を考えると高くはないと思います。

岩塩は精製塩と比べると塩味がまろやかで味に角がありません。

普段のお料理に使われることをおすすめします。

付け加えると、摂ってはいけないものとして挙げられるのが「白い砂糖です」

これも、精製された砂糖で精製塩と同じようにミネラルを含んでいません。

ミネラルが多く含まれている砂糖は黒砂糖です。

黒砂糖の中でも黒蜜などの混ぜ物をあまり使用していない

さとうきびを主な原料としているものがいいとされています。

脂肪や糖の代謝にはミネラルが必要なのでさとうきびを原料とした

黒砂糖の使用をおすすめします。

たんぱく質

たんぱく質は筋肉を作り疲労した筋肉を修復します。

その他に内臓、髪、爪などを構成する成分で、ホルモンや酵素、

免疫細胞を作る役割ももちます。

たんぱく質は体内ではアミノ酸となり、これが細胞の基本成分であり、

遺伝子情報のDNAもアミノ酸から作られています。成長ホルモンの分泌にもかかわっています。

たんぱく質は、体に無くてはならない栄養素です。

たんぱく質が多く含まれている食べ物

魚、肉、卵、大豆製品(納豆など)、乳製品(チーズ)

魚の油はDHAと言われ体にいい油なので魚は多く摂取したいです。

ですが、肉の脂肪は体脂肪を増やしてしまうので肉を食べる時は

脂肪分の少ない肉を摂取します。

たんぱく質は、アミノ酸の集合体です。

体内で合成できないアミノ酸を必須アミノ酸といい外部から

摂取しないといけない栄養素です。

必須アミノ酸はトリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、

スレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシンの8種類です。

アミノ酸の桶理論というものがあります。

これは、8種類のアミノ酸を一定の割合で満遍なく摂取しないと

アミノ酸の吸収が悪く、バランス良くアミノ酸を摂取しないと

せっかく摂取したアミノ酸が有効に使われないということです。

私は、バランスよくアミノ酸を摂取する為に総合アミノ酸サプリメントを使用しています。

これは、必須アミノ酸をバランスよく配合されているので

食材を準備する手間も省けますしアミノ酸を安定して摂取することが出来る為です。

善玉腸内細菌を育てる食べ物

腸内細菌には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と別れています。

善玉菌の働きは、便通が良くなる、精神が安定する、免疫力アップ、

体に有効な成分を分泌する。

悪玉菌が多い人は、腸内に毒素が多いなど体に害を与えられている。

日和見菌は、特殊な菌で善玉菌が多い時は善玉菌に変わり、

悪玉菌が多い時は悪玉菌に変わります。

現代の食文化は肉食文化です。肉を使った料理を嫌いな方は少ないと思います。

しかし、肉を食べると悪玉菌は増えます。

その為に、今、女性に1番多いがんは大腸がんです。

男性のがんでも大腸がんは高い割合を出しています。

肉食が病気の傾向も変化させています。

ダイエットにおいて腸内細菌の働きは重要です。

善玉腸内細菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって、

悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や

発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境を作ります。

また、ビタミン(B1・B2・B6・B12・K・ニコチン酸・葉酸)を産生します。

これは、驚くべきことでビタミンは今まで必須栄養素と呼ばれていました。

体内で合成できないので体外からの摂取が必須です。

合成できないビタミンの一部を善玉乳酸菌は産生します。

しかも腸内細菌が産生するビタミンB群は脂肪燃焼に必須です。

善玉菌の体を構成する物質には、体の免疫力を高め、

血清コレステロールを低下させる効果も報告されています。

人は、食べ物を消化するのに必要な全ての酵素を持ってません。

腸内微生物群はたんぱく質や脂質、炭水化物の多くを吸収可能な栄養素に

分解します(腸内細菌は酵素の提供者)

腸内細菌(善玉乳酸菌)は今や人にとってなくてはならない役割を

持っていることが分かってきました。

善玉腸内細菌の増やし方

プロバイオティックス

腸内フローラのバランス改善に有効な生菌(乳酸菌・ビフィズス菌)を摂取する。

ヨーグルトなど

プレバイオティックス

腸内の善玉菌の増殖を目的とした食品成分(オリゴ糖・食物繊維・難消化性デンプン)を摂取する。

不溶性食物繊維

植物性

成分名:セルロース・ヘミセルロース リグニン(ココア) レジスタントスターチ

食物:豆類 芋類 穀類 ゴボウ トコロテン コンニャク

動物性

成分名:チキン・キトサン

水溶性食物繊維(高分子)

植物性

成分名:ペクチン グルコマンナン アルギン酸 イヌリン βグルカン フコイダン

食物:果実 海藻類 キノコ類

動物性

成分名:ヒアルロン酸 プロテオグリカン

水溶性食物繊維(低分子)

成分名:難消化性デキストリン オリゴ糖

食物:大豆 タマネギ ゴボウ アスパラガス

SUMMARY

痩せる為の脂肪燃焼は電子伝達系、クエン酸回路と呼ばれる体内の反応により起きます。

電子伝達系やクエン酸回路に必要な栄養はビタミンB群やLカルニチン、

ミネラル、有酸素運動などです。

摂取カロリー制限でこれらの栄養が無ければ反応は起きず、

糖新生で筋肉を分解して不足したエネルギーを補います。

糖新生で筋肉を分解すると筋肉が減少しリバウンドの原因になります。

糖質や脂肪の摂取制限をした上で必要な栄養を摂取することで

脂肪燃焼が起こり体脂肪が減少しダイエットが成功します。

また、腸内細菌の力を利用し健康で美しい肌やボディラインを

手に入れる為に腸内細菌を育てる栄養を摂取しましょう。

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