機能訓練指導員に必要なスキル

目次

POINT

  • 機能訓練指導員の仕事は書類作成、評価、機能訓練をする。
  • 介護関連の法律を知る
  • 介護というものを知る
  • リハビリの専門書を読む
  • 機能訓練以前に筋・関節・骨盤・膝のコンディションを向上させる。
  • 筋・関節・骨盤・膝へのアプローチするスキルが必要。

機能訓練指導員の仕事

デイサービス

個別機能訓練加算計画書の作成

運動器機能向上計画書の作成

バイタルチェックの実施

集団体操などのメニュー考案

リハビリ機器利用時の介助、指導

個別リハビリの実施

計画書に対する評価、モニタリング

体力測定の実施

介護職員へ機能訓練内容の指導

ご利用者送迎 など

特別養護老人ホーム・有料老人ホーム

利用者の送迎以外は、デイサービスの

機能訓練指導員と大差はありません。

ただ、特別養護老人ホームは介護度3からの

入居ですので運動機能は低下してます。

どこまでを機能訓練のゴールにするのかが

まったく違ってきます。

機能訓練指導員に必要な知識

個別機能訓練加算計画書の作成

個別機能訓練計画書とは、

デイサービスや老人ホームなどで

個別機能訓練加算Ⅰ、個別機能

訓練加算Ⅱを取得するのに

必要な書類です。

加算は事業所の収入アップです。

運動器機能向上計画書の作成

運動機能向上加算とは、

要支援者・総合事業対象者を対象と

した介護予防通所型サービスを

提供する事業所が算定できる

加算です。

介護保険法

介護保険制度の法律です。

介護の法律面を知っておくことは

仕事をする上で大事です。

介護施設は定期的に監査が入るので

法律を知って業務をしないといけません。

介護の知識

過剰介護といって利用者が出来ることを

手伝ってしまってはADLが低下してしま

います。

特に、支援の方は手を出し過ぎると

「年寄り扱いをして」と

不機嫌になる方もいらっしゃいます。

介護や高齢者はどういう特徴があるの

かを知っておくのもいいと思います。

時には、トイレ介助、移乗介助を

しなければいけない時があります。

機能訓練指導員のスキル

柔道整復師は、柔道整復術はがっつり

学習しますが運動学やリハビリテーション

については基本を座学で習う程度です。

機能訓練なので

歩行練習

運動療法

立位練習

座位練習

日常動作訓練

嚥下機能訓練

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士

リハ職の方が専門とされる訓練が

ほとんどですが、訓練する以前に

筋の出力が弱い方がいらっしゃいます。

そういう方は、筋のマッサージや

関節拘縮の改善をします。

姿勢の悪い方は、筋膜リリースや

骨格の調整をして姿勢を改善します。

体のコンディションが悪いのに

機能訓練をしても意味が無いと

思うからです。

腰が曲がっている方に歩行訓練しても

しょうがないです。

まずは、骨盤や脊柱を調整すれば

膝の内反を修正することで膝の

機能を向上させれば歩行も改善します。

治療家であれば、骨盤、脊柱、膝関節

筋、関節の改善するスキルを

持っていると思います。

それらのスキルを使用して機能訓練を行えば

有効ではないかと思います。

機能訓練におすすめの手技

筋へのアプローチ

アスター

トリガーポイント療法

関節へのアプローチ

関節モビライゼーション

骨盤へのアプローチ

アジャストなどの衝撃があるものは

高齢者にはできません。

持続圧で骨盤前傾を修正する手技が

必要です。

骨盤の調整やKen Yamamoto テクニックで

安全安心な手技で膝の内反は修正できます。

SUMMARY

機能訓練指導員は、書類作成もあり

利用者様を評価しないといけません。

柔道整復師、あんまマッサージ指圧師

などは評価はしますが、治療上で

施術を組み立てるのに使用するだけです。

書類で評価を残すことはあまりしません。

もちろん、カルテは書きます。

しかし、評価の仕方が違うと思います。

機能訓練は、リハビリになります。

リハ職でない資格の方は、リハビリの

専門書を読むべきだと思います。

ただ、リハビリ職には無い観点で

施術をすることで

車椅子の方が歩ける

歩行がスムーズになる

座位の安定する時間が長くなる

立位の安定する時間が長くなる

ADLが改善し向上するということは

介護の負担が減り本人も介護職員に

喜ばれます。

今の介護は自立を促すことが重要視

されています。

自立を助ける意味でも機能訓練指導員の

スキルは向上するべきだと思います。

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