私は、柔道整復師という言葉すら知りませんでした。
そんな私も、柔道整復師になり5年以上経過しました。
そんな私が、柔道整復師を解説します。
目次
POINT
- 柔道整復師は柔道が起源
- 柔道整復師は国家資格で保証されている。
- 柔道整復師は、骨折脱臼などの怪我のスペシャリスト
- 柔道整復師の資格取得は養成施設学校を卒業して学科試験を合格する必要がある。
- 柔道整復師の資格取得費用は380万程度
- 柔道整復師は供給過多です。自分の将来を考えて資格取得することをおすすめします。
柔道整復師の名前、由来
柔道の源流は柔術です。
柔術は殺法です。
殺法は、人体を熟知していなければ出来ません。
人体を熟知しているということは、治すことに応用することが出来ます。
柔術が柔道になり殺法は活法として残りました。
元々、柔道は怪我の多い競技で骨折、脱臼は多く自分たちで骨折脱臼を治していました。
治す技術が柔道整復術「骨接ぎ」になりました。
柔道整復術をする師で柔道整復師というわけです。
柔道整復師の独占業務・名称独占
独占業務
柔道整復術は、柔道整復師と医師のみが出来ます。
柔道整復術とは骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷のことです。
柔道整復術を柔道整復師と医師以外がすると罰金などの罰則があります。
ただし、骨折脱臼の施術は医師の同意が必要です。
応急処置は、医師の同意は必要ありません。
名称独占
柔道整復師と名乗ることは資格取得者以外はできません。
柔道整復術の出来る医師も資格を取得しなければ柔道整復師を名乗ることは出来ません。
柔道整復師の仕事内容
整骨院・整形外科病院
骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷の施術をします。
施術では包帯を駆使して固定したり医療機器を使用して痛みを緩和します。
トレーナー
プロスポーツのフィジカルトレーナーとして働きます。
業務委託なので雇用契約がないことが多いです。
体づくりや怪我の回復、体のパフォーナンスを上げるためのアドバイスなどスポーツで結果を出すための仕事をします。
機能訓練指導員
介護施設で機能訓練指導員として機能訓練を行います。
日常生活動作の低下を予防して快適な生活を送れるようにします。
柔道整復師の資格取得
柔道整復師の資格養成施設で3年通学して、学校内の実技試験に合格して学科試験に合格して初めて資格取得出来ます。
柔道整復師の資格取得費用
柔道整復師の専門学校は、学費にバラつきがあります。
年間100万円程度の学費がかかります。
3年間で入学金や諸々の費用を合わせるとだいたい380万程度です。
夜間の学校であったり専門実践教育訓練給付金の受給をすれば学費を安くすることが出来ます。
柔道整復師の将来性
有資格者が増加している影響で柔道整復師は不遇と言えます。
今の段階で資格取得をおすすめできる方は
将来、整骨院を開業したい方
骨折・脱臼の専門家になりたい方
治療家になりたい方には、あん摩マッサージ指圧師をおすすめしています。
SUMMARY
柔道整復師は、伝統ある治療家資格です。
開業権があり接骨院を開業出来ます。
健康保険を使用して施術が出来ます。
骨折脱臼を診れて、接骨院では自分の判断で治療できます。
他の資格と比べてもメリットがあります。
しかし、開業のハードルはこれからますます高まってきます。
整形外科勤務や機能訓練指導員勤務を考えれば長期で働くことも出来るのかもしれないと思います。
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