私は、デイサービスと介護付き有料老人ホームで機能訓練指導員兼介護職で働いています。
介護の仕事を始める前に初任者研修を受講していましたが、介護の仕事は表面上は分かりますが実際の仕事はなかなか出来ませんでした。
介護の仕事を4年程して分かった働く前に知っていれば良かった仕事内容を解説したいと思います。
目次
POINT
- 家事に近い生活援助
- 力仕事の身体介護
- 排泄介助
- 入浴してもらう
- 施設介護は生活援助と身体介護
- 訪問介護は生活援助が多い
- デイサービスは身体介護がほとんど
- 介護でやっていくなら初任者研修や実務者研修を職業訓練で受講する。
- 介護の現場では手取り足取り教えてくれないことが多い、見て覚える。
生活援助
掃除、洗濯、調理などの日常生活の援助
訪問介護であれば調理をすることがあります。
施設介護であれば掃除、洗濯を行います。
身体介護
食事、入浴、排泄、着替えなどの介護で身体に直接触れる介護です。
車椅子を使用されている方は、ベッドから車椅子で移る時の移乗介助を行います。
体格のいい方を身体介助する時は力仕事になります。
排泄介助
トイレの誘導
トイレでの立位補助やズボンの上げ下げなど
おむつ交換
入浴介助
入浴の際に立位補助や体を洗う
浴槽に入る時の補助
更衣を介助する
介護の種類によって多い仕事内容
特別養護老人ホーム、老人保健施設、有料老人ホームなどの施設介護
介護度の高い方が多いと必然的に身体介護が増えます。
トイレ、食事、歩行、車椅子の自走が自立されていないとほとんどの動作を介護しなければいけません。
生活援助もあり施設介護は仕事が多い介護の部類になります。
訪問介護
生活援助が多いです。
ご自宅で生活できている利用者様が多いので介護度は低い方が多いです。
トイレ、食事、歩行が自立されている方が多いので身体介護より生活援助が多いです。
ただし、介護度が少し高い方がご自宅で生活することがあり身体介護があることもあります。
ご自宅での入浴やおむつ交換などがある場合があります。
デイサービス
介護のレベルとしては低いです。身体介護のみです。
デイサービスは通いなので送迎業務があります。
ご自宅から通いで来られている方が多いので介護度の高い方はほとんどおられません。
介護度5で一番重い介護度の方がデイサービスに来られてもベッドで寝ておられますので限定的な介護のみになると思います。
特に、介護予防の運動型デイサービスでは軽介護度の方が介護度が重度化しないように通われます。
デイサービスを利用される目的として、入浴と日中の食事などがあるので入浴介助をすることがあります。
介護の大変さ
施設介護>訪問介護>デイサービス
介護の職場によって大変さは変わってきますので自分にあった職場を選ぶといいと思います。
初任者研修・実務者研修を職業訓練で受講してから就職
初任者研修は介護の基本的な資格です。
そして、実務者研修は介護福祉士の資格取得に必要な資格です。
職業訓練は、雇用保険に1年以上加入して失業すると受けられる職業訓練です。
本当なら費用の掛かる初任者研修や実務者研修を無料で受講でき、受講している期間は失業給付を受け取れます。
お金をもらいながら勉強が出来るわけです。
介護福祉士を受験するのは大変な道のりですが、ほとんどの職場で資格手当が出る資格です。
介護の世界で生きるなら介護福祉士は取得して損のない資格です。
そして、就職前に仕事を覚えられるのはかなりのメリットです。
SUMMARY
洗濯、掃除などの生活援助はなんとなく分かります。
身体介護は学習したり先輩職員がしているのを盗んでいかないといけません。
介護現場はどこも人手不足で教えてくれる人はほとんどいません。
自分から聞いたり付いていってやり方を見て覚えないといけません。
初任者研修をしてから介護現場に入りましたが現場では全然、教えてもらえずどうしたらいいのか分かりませんでした。
仕事内容自体は、難しいものはありません。
自分の学ぶ姿勢で最初の介護現場の難関を越えられるか分かれてしまいます。
これだけ、覚えてもらえたらいいと思います。
介護の技術は難しくない、出来ない人はいません。
介護現場では、生命にかかわることもあります。
緊張感はありますが、難しくはないと思います。
欲を言えば、利用者様への言葉遣いやコミュニケーションも必要になります。
薬の扱いや服薬の仕方はテクニックはありますが、徐々に覚えて間違えがないようにした方がいいと思います。
現場によって特徴があります。
特徴を把握して介護の仕事をしてみたらいかがでしょう。
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